グリーンオパールは、どこであろうと自分らしくいられる、好奇心に素直な石です。

純真な目で大人達を見上げ、「何しているの？何を見ているの？それって面白いの？」と、自分にとっての未知のものに関心を向けています。
例えば、異国の僻地（へきち）へひとり取り残されたとしても、この石は顔色ひとつ変えずに、好奇心の赴（おもむ）くままに行動していくでしょう。
「ここには一体何があるのだろう？」と、辺りを見回しては、興味の惹かれるものから一つひとつ順番に見て、触れて、体験していくのです。

当然、悲観的にとらえることもなく被害者意識ももちあわせていないので、思いもよらぬ展開で環境が変わろうとも、「何か面白いものが見つかるかな？」と平静かつ楽観的な態度です。
状況で自分を判断せず、自身の感覚をもって楽しいのか退屈なのかを決め、また、退屈なことに費やす時間を用意する気もないので、結果いつでも楽しみ、好奇心を刺激する場所にいます。

好奇心のまま生きているとはいえ、飛び回ってはしゃぐ子供とは一線を画した、依存心のない自立した大人の存在でもあります。
「自分自身に素直に生きる」ことの責任はきちんととりますし、「自分の責任は自分でとれる」という信念から、他者に対してもそれを徹底していきます。
言葉巧みに他者から押しつけられそうになった責任を、「このパズルのピースはあなたのものだよ」と、当人へすんなり送り返してしまえるのです。

私たちはそれぞれ、この「世界のパズル」のピースを託されています。

それぞれが自分のピースをしっかりと守り、時に磨き上げ、意図された場所に設置し続けることが必要とされています。
そのピースを他者に「半分持つべきだ」、あるいは「ひとりでは抱えきれない」と明け渡す者が増えると、世界パズルの均衡は崩れてしまいます。
他者のピースを持つことにより自分のピースを持ち上げるエネルギーがなくなるばかりでなく、ピースの位置関係・力配分、あるいはその形さえも変化し、歪んでしまうからです。

この石は、自分のパワーを全面的に信じ、自分を生きることこそが、パズルのピースを正しい位置に戻すことであると知っているのです。

また、何ものにも恐れを抱いていないこの石は、すべての人に対してニュートラルに、時にフレンドリーに接していきます。
喜怒哀楽のすべてを肯定し、相手にもそれを許しながら交流していくのです。
そこには、自分の言動で相手がどう思うかをまったく気にしていない強さがあります。
「こんなことを言ったらどう思うだろうか？」とか、「あんなことをしてしまったからきっと怒っているだろう」などと心配したりはしません。
そういった不安で自身の感覚や言動を制限・抑圧したりすることの無意味さを知っているのです。
その絶対的かつ力みのない自己への信頼は、「日は沈み、また昇る」のが当たり前、と感じているのと同等のものです。

この石が知的さを前面に出すことはありませんが、切れ者で、しなやかに自分を貫いていく態度は変わりません。
興味のあるものへの集中力の高さは素晴らしく、同時に冷静さを保っているところもあります。
思い込みにより本来の目的を逸脱しない「自己を見失う」といったことがないのです。

無垢な瞳の奥に輝く直感的とも思える分析・決断力に、周囲は「不思議な魅力」を感じ、その笑みに魅了され、時に癒され、そして刺激を受けていきます。

あなたがこの石と同調した時、自分を恥じることなく、自由気ままに生きていくことを選択出来るようになるでしょう。

重苦しさを手放し、シリアスに考えすぎるのも止め、楽観的に自分の世界にひたっていけるに違いありません。
あらゆる抑圧から解き放たれ、自分らしさを追及したり、自分の持ち味にも気がついていけることでしょう。
自分に対する愛を最大限に高め、世界を肯定的に見られるようになり、毎日朝を迎えるのが楽しみで仕方がなくなるに違いありません。

この石と共にあれば、自分の行動に100％の自由を与え、実行していけるはずです。
自己を見失うことなく、清々しいまでにその可能性を広げ、喜びに誘われて生きていけることでしょう。