ラズライトは、真理を追い求め続ける、飽くなき探求者です。
その姿は、古びた書斎で数多くの書物を紐解きながら真実を探し続ける歴史学者にも似ています。

あなたがラズライトに何かを尋ねれば、まっすぐな視線と理路整然とした言葉で、その問いに答えてくれることでしょう。
その内容は緻密な論理に彩られているのですが、実のところ土台となっているのは、自分自身の内側にある直感です。
道理よりも、理屈よりも、最も確かなその「感覚」というものによって、ラズライトは砂利の中に紛れた小さな小さな宝石を見出すような困難なことを、安々とやってのけてしまうのです。

淀みなくどこまでもまっすぐなこの石は、人によってはクールで近づきがたい相手と感じられることがあるかもしれません。
ですがそれは、自己への揺るぎない信頼があるために、相手の顔色を伺い、愛想笑いを浮かべるという必要がないからなのです。
注意深く聞いていれば、ラズライトが発する言葉の端々に、この世界に対する愛情を垣間見ることができることでしょう。
そして、悪意ある言葉や批判的な考えなどは一切なく、生きとし生ける物すべてに尊敬の念を抱き、そのあるがままを尊重しようと努める、高潔なまでの姿勢が感じられるはずです。

また、この石をパートナーとして迎え入れるなら、あなたは森羅万象を越えて真実を見出す眼を手にすることでしょう。それは、混沌とした状況においても、何一つ手だてが浮かばないというような時も、あなたの進むべき道や、物事の核心ともいえる事柄を、瞬時に指し示してくれるはずです。

周囲の目には、直感と思考を駆使して行動するそのスピードがあまりに素早いゆえに、闇雲に進んでいるかのように映り、あなたの振る舞いに口を挟んだりする者もいるかもしれません。
しかし、この石と同調したあなたであれば、その言葉を聞いても眉一つ動かさず、自分が定めた通りに淡々と行動していけるはずです。
やがて、公言した通りの結果へと繋がっていくのを目の当たりにすれば、周囲はあなたの方が正しかったということを、身をもって知ることになるでしょう。
そして、あなたに尊敬と深い信頼を寄せるようになり、助言を得たいと望む者が次々と現れるようになっていくに違いありません。

ラズライトは慈愛の石でもあります。
それは、規範を自分の行動で示し、ここぞという時に重みのある言葉で相手を諭すような、父性的な愛情です。
石は、たとえあなたがその言葉に背いたとしても、決して怒ったり咎めたりはしません。
ですが、石の在り方を見ているうちに、あなたは自らに非があることに自ずと気がつくはずです。
この石は、その時まで忍耐強く見守りながら、本当に進むべき道を示し続けてくれるのです。

ラズライトがあれば、何を選び、どこに向かって歩みを進めれば良いのかを迷う日々は、もう過去のものとなることでしょう。
嵐の中にあっても、暗闇の中にあっても、この石は灯台のように、あなたをこの世に生まれた使命へ、そして望むならその先にある覚醒　-すべての使命を果たし、溢れんばかりの輝きに包まれた、完全なる自分の姿-　へと、辛抱強く導き続けてくれるのです。