マダガスカル(イラカカ)産ジルコンのご紹介です。
和名、風信子石(ふうしんしせき)または、ヒヤシンス石という名前をもつジルコン。
ダイヤモンドを模した人造石「キュービック・ジルコニア」と名前が似ていることから、混同されることが多いのですが、ジルコンは地球上で最も古い天然石です。
44億年前に出来たジルコンがオーストラリアで発掘され、ダイヤモンドよりも古い世界最古の鉱物とされました。
一方でジルコンは、その屈折率がダイヤモンドに匹敵するほどの輝きを持つことから、古くからダイヤモンドの代用品として扱われてきた鉱物でした。
中世期には安眠を促すもの、財・富・名誉を築く助けと成るものとされ、16世紀にはイタリアの職人がこぞって装身具にジルコンを用いるようになりました。
18世紀も終盤にさしかかると、ヴィクトリア朝イギリスにおいてブルージルコンが流行したという歴史があります。
パッションフルーツのような赤褐色を帯びたジルコンは、その果実のごとく中に豊穣な光をあふれんばかりに抱いています。
ブリリアンカットを施され、最大限に吸収された光は、むしろ中心から矢の如く放たれて、こちらに迫ってくるようです。
どんな仕立てでも、唯一無二の光をまとわせてくれることでしょう。
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