トルコ（バルケシル）より産出された、スピリットクォーツタイプのアメシスト原石をご紹介します。

トルコでは、想像以上に多種の原石が産出されますが、トルコ中西部、マルマラ地方バルシケルから産出される鉱物の多さには本当に驚きました。

こちらの石の鉱山主は、かつてはバスケットボールの選手として活躍し、現在は先代のお父様から山と鉱山を受け継いだそう。最初に発見されたのはアメシストで、それから多種の石たちを発見するに至ったとか。

ショベルとツルハシで必要分だけを掘り出す様子は、企業のような大規模や開発と異なり、自然への配慮も感じられ安心感がありました。

１本の結晶柱の外側に無数の小さなトゲのような結晶が覆っているスピリットクォーツ。この小さなトゲのそれぞれに精霊が宿っていることから、スピリットクォーツと呼ばれるようになったのはごく最近のことです。

他にも「スピリットアメシスト」「カクタスアメシスト」「カクタスクォーツ」とも呼ばれることもあります。

アメシストとヘマタイトはよく共生する石ですが、このトルコ産のものには他の産地とも異なる独特の美しさがあります。まるで銀河のスターダストを想起させるような、奥行きを感じさせる紫色と赤色が対となって見るものを魅了させます。更に小さな結晶一つひとつが光を受けて反射し、キラキラと輝きます。

インスピレーション能力を高め、持ち主の意識を目に見えない高い領域へと丁寧に誘導してくれるアメシスト。
またスピリットクォーツの形状をもつタイプの石は、ハイヤーセルフにアクセスすることに長けたエネルギーをもつと言われており、アメシストが元来持つエネルギーをより高めてくれる石であることは間違いないでしょう。

時間を忘れ、いつまでも見つめていたくなるような神秘的な美しさです。
明治神宮前店でも一部の原石を置いておりますので、ご興味があれば足をお運びいただければ幸いです。

また、クリスタルを巡る旅の特集「A RECORD OF DEITY　時空の交差、アナトリアの光芒」もぜひご覧ください。