静寂のエネルギーを纏い、崇高な感覚を内在させていく
スペイン(アストゥリアス州ベルベス)産パープルフローライト原石をご紹介します。
スペイン北部の大西洋沿いにあるアストゥリアスは、透明度の高いフローライトの産出地として有名です。
クリア・ライトブルー・ブルー・パープルとそのカラーバリエーションは豊富で、濃いものから淡いものまで総じて優しげな色彩が美しく、世界中に愛好家が存在しています。
こちらはベルベッドのように、華やかで濃密な紫色のストーン。フローライトの結晶である立方体の美しさをとても感じられる逸品です。
流転する光、癒しと成長のアストゥリアス・フローライト
ブルーやパープルの輝きをまとうアストゥリアス産のフローライト。
この石が生まれたアストゥリアス海岸は、海から立ち昇る飛沫で靄がたちこめる山々を背に、大西洋からの大きな風が流れる風光明媚な土地。
かつて恐竜も歩いたとされる古代の岩場や断層も残る沿岸を歩けば、踏みしめた足跡のうえには、フローライトやクォーツの結晶体が顔をのぞかせ、陽の光にキラリと輝きます。
地球のコードに繋がったままの、このエリアのクリスタルからはメッセージが鮮明に発信されています。
その石の内部には水のエレメントが強く存在しており、漂うように慈愛の念と大いなる智慧がどこまでも広がっています。
心を鎮め、ストレスや不安を洗い流すような浄化力もあります。必要とあれば魂の純化にも着手してくれるでしょう。
ときに静夜の光明のように、ときに光の清水のように、光を変化させながら持ち主に働きかけてくれるのです。
フローライトは全体的に理路整然としており、その内部構造は非常に幾何学的なところがあります。
そのため内在するスピリットには聖職者的で禁欲的な部分がベースとしてあるのですが、アストゥリアスのフローライトには、それよりも「自由さ」「タイミング」「感性」というエネルギーの方を強く感じるところがあります。
彼らの高貴な光は精神的な未熟さを諭し、言葉や仕草まで洗練されるよう変化を促してくるでしょう。
けれども、その反面「でも、心地の良さと楽しむことの方が大事」とほほ笑むような優しさも添えてくれます。
ルールを守る、けれどもそれに囚われず自己の感覚を大事にしてくれる彼らの姿勢には、ある種の「抜け感」があり、一緒にいて心地のよさを感じることができるのです。
この石と共にあれば、何にも囚われず幽玄の都を旅しながら、自己の成長が促されていくに違いありません。