古代アナトリアを巡る旅の途中、イスタンブールの市場にて出会ったターコイズ(トルコ石)とパイライトを、1点もののチャームにしました。
こちらは、古代アナトリアを巡る旅の途中で出会ったストーンです。
(→この石と出会うお話はこちらから)
ターコイズのブルーカラーの濃淡の中に浮かぶように輝くパイライトが、湖を描いた絵画のように美しく幻想的な石をオーバルのかたちに象りました。
パイライトの煌めきと呼応するかのようなシルバーのバチカンを合わせ、存在感のあるチャームへと仕立てています。
大らかでまっすぐな純真さ。相手への疑念を抱くことなくただ愛と誠実さだけを与えてくれる、ターコイズのスピリット。
そうした力と同居する、頑強に外界の敵を打ち払うパイライトのパワー。
相手に対するアプローチの仕方が全く正反対ともいうべく2つの鉱物ですが、それが絶妙な均衡を保って同居しているから不思議です。
触れているうちに、心は凪ぎ、人へのまなざしも優しくなります。
しかし、芯なる部分の強さは増していくのです。
自分自身に曇りがないから、人も信じられるという絶対的な自信と余裕。
くったくのない笑顔は万人から抵抗を奪い、その空間に笑みと愛を広げます。どこか色気のある神秘性もまた、古代アナトリアの地に由来するものでしょう。
何前年もの昔から、災いを防ぐと言い伝えられてきたターコイズ。
時代が変り、国の境が何度変わってもその姿は変わることなく。
風の時代において、風のエレメントが色濃いターコイズは必要となっていく気がしています。
空の青がすべて溶け込んだかのようなターコイズブルーの浅瀬、そしてそこに広がる岩礁のように、火山のダイナミックな活動の名残を留めたパイライトの鈍い光が重厚感を添えています。
手にする人に、澄み渡るクールな視野と、波にどれだけ洗われても揺るがない勇気を与えてくれます。
※シルバー製品の取り扱いに関して
シルバー素材は、気候などの条件によっては空気に触れているだけで変色をしてしまうことがあります。商品到着時に変色が見られた場合には、シルバー用のクロスで変色した部分を小刻みに磨いていただくと、すぐに変色を取ることができます。